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俺はただ走った。
どこに居るか・・。
すると目の前にさっき倒したはずのあいつに追われるエンメルスの姿があった。
もう少しでヤツの手は彼女に触れる。
それだけは避けないといけない、直感が告げた。
しかし唯でさえ少し遅れているのに木の幹に脚をとられた。
目の前がゆがんだ瞬間にエンメルスを掴むと男はこっちへ寄ってきた。
「馬鹿め、お前は俺には勝てないよ。育ちの悪い野獣め。」
しかしそんな声は聞こえなかった。
俺はただエンメルスの方を見て彼女が必死に抵抗する様を眺めることしか出来ないことを悔やんだ。
そして俺は背中から剣を刺された。
苦痛はすぐに止み視界が暗くなった。
するとゆっくりと知りもしない言葉を口にし始めた。
これがきっと末期症状と言うヤツだ、こんな言葉俺も聞いた事が無いのに。
だらだらだらだらと時間が過ぎるのを感じる事が俺の人生に残されたものでゆっくりと眼を瞑ると次の瞬間は来なかった。
俺は心の中で勝手に終焉を迎えた。
しかし眼を覚ますこととなった。
それもとても美しい透明の針山から漏れる光に照らされ、乾いた砂のような色をした丸い円盤の下に剣の柄を積んだ様な柔らかな凹凸を持つ不気味な物体、俺の体をコピーし映し出す奇妙な板、どこを見てもあの広大な森林にあるものは無かった。
すると俺を囲む空間が割れあの男が現れた。
「悪かったな、「俺の」エンメルスがお前をその気にさせちまって。代わりと言っては何だが今までのように生きることに必死な生活を我々がお前を雇って正してやっても良い。これは礼だ、お前に出来る最善のな。」
俺は分らない単語を流れから掴んだ。
それでも分らなかったが少なくとも今までより楽に生きられる。
このときにはエンメルスの事を忘れ安心して生きられる事に喜びを感じていた。

俺はもう忘れない、俺はもう安心できる生活など望まない、もう一度・・・あのときに戻りたい。
今はそう思える。

もう一度戻りたい。そう思っても戻れない今はアレから二年の月日が過ぎていた。
俺は今や言葉の理解は当たり前、舞台を束ねる隊長にまで上がっていた。
日が過ぎるたびにエンメルスが愛おしい、そんな気持ちが募っていった。
そんな時に俺の元へ人生で6回目の昇格の知らせが届いた。
これで俺はついに「佐」を持つ少佐へと上がった、そう考えて又一歩エンメルスに近づけると思っていた。
しかしそこにはこう書いてあった。

そなたにエンメルス皇女の守護を任せよう。

何のことだかわからなった。
え?
・・・・・・よっしゃー!
思わず叫ぶと周りにいた俺の友人のキーティンは馬鹿なやつを見るような眼でこっちを見た。
「おい。」
恥ずかしい・・。

to be continued…
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2008.04.29 
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