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コレだけが揃えば、一気に戦場は静まり返った。
勝利したように見え、密かに自分の中でとある事を決めた。

爆破音と共に、フォイボスが墜ちた。
「なっ!?」通信をはかろうとするも、電波を受け取れない。
レーダーを見ると、こちらを探しているように見えないことも無い。
しかし、こことは違う場所を探していて、とりあえずはその場に降りた。

近くに町があったはずだ。
とはいえ遠いっちゃ遠い訳だし、助けを期待する意味でも今夜はここで過ごす事にした。
流石にずっとコクピットにいちゃ暇で仕方ないので外の空気を吸うことにした。
一面の森。
上の木々は折れてるのにあいつ等は何で気付かないのだろうか。
まぁ、フォイボスも同じようなおちで消えたのもの多い訳だから、そんなものか。

携帯型のレーダーを手に森の中へ入ってみる。
ま、帰りはコレでフォイボスの位置を探せば良い。
森を進んでいく上で服は破けるはなんやで結構ブルーな気持ちだったが逆に引くわけには行かない気持ちでぐんぐん進んでいく。
いまじゃ好奇心がブルーな気持ちよりも勝る。

すると、人影。
その先に木々の影は見えない、つまり――――崖?
まさか、死ぬ気か?
走って崖と思われる方向へ向かった。
「何をしてるんですか?こんな所で。」お、綺麗な人。
若干最近じゃ綺麗のハードルは上がってる気がするが、この人は今までに無いタイプ。
気が強そうな目はティスティーやメリューらしくも無い気がするが、この人は服装まで割とハードめで、俺の趣味にはあわない気がする。
いや、俺の趣味って何で挟んだんだよ。
「別に?なんだろう。まぁ、妹を待ってるの。10歳になる甘えん坊の妹。」
「死んだり・・・・・・しないですよね?」
ため息の跡ににらまれた。
「まだ死ねないの。」

まだ死ねない?
「どういうことですか?」
又ため息。
「どうでもいいでしょ?とりあえず死ぬ気は無いから。」
ん、まぁどうでもいいっちゃそうだけど。
「なんかですね、ここらへんに腹ごしらいできそうなところは無いですか?」
「料理は、出来る?」
「えぇ、まぁ。」ティスティーに鍛えられたしな。
そうだ、思えば俺は……あぁ、もうこのまま逃げたいな。
「近くに」家があるのか!?
「近くに、私が野宿してる所があるんだけど、料理してもらえる?食材はあるから。」
こっそりレーダーを見たが、フォイボスの周りにアームヘッドはいないようだった。
ランクは下がったが、仕方が無いので頷いた。


to be continued……
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2008.09.20 
兎に角、フォイボスMk-2に乗り込む。
敵の数は多いが、初期型フォイボスが主で、Mk-3は数機ほど。
およそ、前回の戦いはテストでしかなかったんだろうな。
しかしまぁ、ダイモンもいないのによくも他の奴らを好き勝手させたなぁ。
「あなた、私にすべて任せてもいいのよ?」モニターに映るその綺麗な顔立ちそのものに嫌みを感じるのは俺だけか?
だが、どうあれ女一人の手に負える量じゃない。
どうせ、すぐに奴らも駆けつけるだろうから20分ほどの持久戦だ。

外へ出ると、さすがにこいつらをこうまじまじと見ると圧巻だな、俺たちはこんな思いをさせてたのか。
ん?あいつ、まだ出てないのか!?
しかし、容赦なくこちらに目標は絞られる。
「チィッ!」
襲いくるレーザーレイピアのなみ。
くそ、あんなにデカイとこう、やる気なくなるっての。
とは言いつつも間一髪でよけていく。
二つの剣を構えた。
二つを振り下ろせば、ひとつ、ふたつ、と爆発音が鳴る。
3に対してはアームキルをかまし、ギリギリの線で戦う。
とはいっても流石にあれだな、敵が多すぎてかわせない攻撃もあるわけで、着実に装甲は薄くなる。
そして、一本の太い光が天に昇る。
「クソッ!もうパーティタイムかよ。」
爆発音とともに多くの光が見境なく放たれる。
爆発音の連鎖、つまり、一斉に自爆するという合図。
まったく気が抜けない状態を保っているが、剣が折れる。
Mk-3か!
一気に間合いを詰めた少数のそれと、まだ生きていたいと願う初期型が一斉にこちらへ向かってくる。

一瞬にしてすべてが破壊された。

連鎖の先を見ると、今までに見たことのないアームヘッド。
二つの剣を持ち、一部分が金色に染まっている。
神々しくも見え、又、邪悪にも見える。
「弱いわね、貴方。そのうちのたれ死ぬのがオチだから、パイロット辞めたら?」
苛立ちとかより、その強さに感動していた。

奥から初期型が蟻のように湧いてくる。
しかし、後ろからは……。
「ジェインさん!」モニターに映った顔に話しかけた。
「あのお嬢さん、気だけじゃないんだな。強いのは。」
ハハッと笑って見せた。

to be contuned……

2008.09.17 
ここへ来て間もない俺だが一つだけ言わせて貰おうか。
多分、キャンディ重工は変人が多い。
エルなんかはその代表と言えるだろうが、メリューのほうもまた相当なものだ。
とりあえずティスティーとの喧嘩を丸めようと出たジェインさんの言葉を聞き入れはした。
しかし、「よろしく」と手を差し出すと、首を動かして執事を動かし、握手をさせた。
更に目の前で堂々と「手袋を付け替えなさい」などと命令をするほど。
それに、俺に荷物を運ぶ事を頼んできたので、手伝ってやろうとしたらいきなり除菌スプレーをかけられた。
まだある。部屋に運んだ荷物の中の多くはぬいぐるみ。実に可愛いじゃないか。
そう思ったがよく見るとおかしい。
針を刺されてたり、縛られたり、明らかに手が加えられている。
ただし、理由は聞かない。
絶対面倒に巻き込まれるだけだ。
そのまま部屋から外へ出ると、ティスティーが話しかけてきた。
「ちょっと。」
そういうと階段をすたすたと上っていく。
あ、ここはジェインが恐ろしがっていた……。
上がってみると、シンプルな部屋がある。中々に整理もされている。
机の上には多くの設計図らしきものがおいてある。
「これは?」ティスティーが振り向くと、あぁ、と言うような表情をした。
「それは設計図よ。」あ、やっぱり。
アームヘッドとかが好きな俺からすればコレはなんとも嬉しい。
「最近は私の頭が回らなくてね、外観が決まらないから仕事してるところ見たこと無いかもしれないけどパレットもエルも設計担当なのよ。」
え、そうなのか。
パレットさんは分ってもエルってそういう才能があるのか。
「私が外観、パレットが本体、エルが武器って感じなんだけどね。」
そこにおいてあるフォイボスのようで、羽があるAHの姿がとても美しく見えた。
「コレって誰のための物なんですか?」
「ん、わかんないんだけどね。それは例外で、村井研究所ってトコと共同で考えてたサンメサイアって言うんだけど、いまいちイメージが纏まらなくて。漠然としたイメージなんだけど。」
すごい、格好良い。
ティスティーが押入れの中をあさくりまわす。
あまり見ちゃいけないと思いつつも、つい見てしまうと中身は荒れ放題で、なんとなく自分自身とリンクして見えた。
「お、あったあった。」
なんだ?期待を込めて何かプレゼント!みたいな?
しかし、渡されたのは――――銃。
「あのアマの首を落とすわよ。」
えぇ!?
「ちょ、それはさ、無いんじゃないすか?」
「アリよ。」アリじゃねーだろ。
「そ、それより、俺ツイ・リッチーチさんのこと気になるんですけど!あの人のAHって凄いって聞いて。」
急に表情に不安が満ちる。
いつもは自信過剰で自己中心的なタカビーが恐怖で普通の少女のようになっている。
「…………アイツは最低よ。」
ん?なんだろう。考えているとベルが鳴った。
クソッ、出撃か。
「うそ、このタイミング?」ティスティーの表情が曇る。焦りを感じる。何かあったんですか?ときくと恐ろしい答えが返ってきた。
「いま、アンタとメリュー以外に戦える人間いないんだけど。」

to be continued……

2008.09.16 
車のなかで、俺は絶対正義セイギマンのキーホルダーを貰った。
エルは俺を元気付けるためにコレを買って着てくれたのだという。
すっかりエルは眠ってしまったが、パレットさんはまだ若干怒ってるようで、とりあえず沈黙が続く。
重工へつくが、まだ誰もいないようだ。
よく考えたら連絡を取ってないから当たり前か。
車から降りた。
「アレ?あの人は?」
なんだろう。綺麗な人だ。
その隣に黒いスーツを着たおじさんがいる。
「分らない。」パレットさんの返事は呆気ない。
ただ、重工を見てるのは確かだし、声をかけてみた。
「あの。」
「貴方がジェイン・クラムタル?」
違います。そういうと後ろのパレットさんを指差し、ティスティーかと問われた。
違うと答えると「私の名前はメリューよ。分った?重工に入れなさい。」等といわれた。
誰だよメリューって。
「ちょっと待ってください。」携帯でティスティーたちに連絡を取った。
最初にエルが戻ったというとすぐにこっちへ向かうといってみんな切る。
結局、それから20分、よく分からない女と、パレットさん。眠ったエルとの沈黙が続いた。

すると、ぞろぞろと帰ってきた。
鍵はティスティーが持ってるのに出かけるってのは本当に末期じゃないのか?とも思ったがとりあえず帰ってきた時にその気持ちは抑えた。
「貴方がメリューさん?」ティスティーが話しかけた。
なんだろう、えらく綺麗な二人の話している姿は色々とあれなんだが。
「という事はこの無能な集団を引き連れてる貴方がティスティーさん?」
コレは……大波乱の予感。
「あら、貴方の執事さんこそ体が痙攣してなぁい?」
あ、執事だったのか。

え?

そりゃ、確かにアームヘッドには適正がある。
だからって金持ちのお嬢さんまでか。
「まぁ、好き放題言ってくれるのね。」
静かに重工の中に2人の悪魔が入っていった。

「えぇっと、この見た目だけ美人な気の強いクソババアは、これから私たちの奴隷になるメリューちゃんです。アレスってアームヘッドに乗ってるらしいわ。」
テキトーじゃねえか。
耳元でパレットさんが話しかけてきた。
「珍しいなぁ。ティスティーってツイのせいで男の子には酷いけど女の子には優しいのに。」
そうなのか。
ってツイってツイ・リッチーチのことか?
「ツイって……」
「ほら、そこ黙りなさい。」
うぅ……

to be continued……

2008.09.14 
ゆっくり眠りにつこうとした。
ドアがわれるほどにたたかれる。
「誰ですか?」
「ティスティーよ。」クソッ、面倒な予感が。
「なんですか?」
「エルがいないの。探しに行くからアンタも探しなさい!」え、エルが?
いまは9時だぞ。お化けが怖いとか言ってるヤツが……。
「分りました。」
とりあえず、キャンディ重工特製の赤いスポーツカーに乗り込んだ。
なんとなく、行く宛てはわかっていた。
でも、きっと今回のコレは自分が原因だからいけるにいけず、絶対違うだろうと思うほうへ進んでいった。
探しても見つかるはずはなく、逃げ切ったと感じた近くのベンチに座った。

なんとなく失った心が取り戻されてる気はする。
でも、それが良いとは思えない。
あの時の事が頭から離れない。
どうしたら良いかわから無い。
すると、田中孝がこちらへ近づいてきた。
「探さなくて良いのか?」
「疲れたので少し休憩です。」
「……それだよ。」何の事だ?
「そうやって、けじめが無いからフォイボスはノアに敗れたんだ。クラウスの言っていた事を真に受けて、そんな風に悩む暇があれば、行動に移せ。」

なんだと!?
「行動に移してるじゃないか!俺はな……弱いんだ。弱いから強くなろうと。」
「口で言うのは簡単だろうな。人の意見を鵜呑みにするのも、それで悩んだ気になるのも。そうすれば自分が格好良くも見えるしな。」
図星じゃないか。
でも俺は、俺はどうすれば良いかわから無い。
「良いじゃないか、自分の思いを貫けば。俺は、この七三もアロハも好きだ。だから、誰になんと言おうと変える気は無い。それと同じだろ。」
同じじゃないだろ。
「お前もだ。お前も自分を貫いて失敗すれば良い。死ぬかもしれんが、こんな世の中だし、楽しんだ方がましだと俺は思うよ。」
「貫くべき自分が分りません。」
田中が顔をしかめる。
「そうだ、さっきお前は自分のことを俺といった。ならそれを貫け。」
なんかくだらねぇ。
くだらんが……くだらんがそれも良いかもしれないな。
「有難う田中さん。俺は俺を貫くよ。」
「あぁ、頑張れ。骨は俺が持っていてやる。」
二人で阿呆みたいに笑った後に、俺は向かった。
いつものデパートに。
すると、出入り口でわんわんと泣きじゃくるエルと、それをしかりながらアンドのあまり涙を流すパレット立っていた。
「エル、パレットさん。ゴメンな。」二人の元へ走っていって最初にそう言った。
パレットさんが俺の頭に拳骨をした。
「馬鹿!アンタがあんなだったから、あんなだったからエル……エルはアンタを元気付けるためにこんな所まできたのよ!もっと謝りなさい!」なきながらパレットさんが俺に言う。
「ごめんなさい。」

to be continued……

2008.09.14 
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